楽しい写真の世界

ここでは写真と言っていますが、僕が思っている写真と言うのは、撮影する人の思いが表現された一枚の画像、または、プリントです。
 
写真って一枚の画ですが、そこに至るまでのプロセスがあります。最初のイメージから撮影、編集仕上げとして画像なのか、プリントなのか?プリントも家庭用のインクジェットか、印刷所の印刷かでかなり違います。いわゆる印刷所の印刷は、人間の目が見る色数や画像に比べ色表現の範囲が、小さくなり鮮やかさに欠けます。ですから印刷所の設定に合う編集が必要になります。
RGBは暗いところに光を当てて色を表現
これらは混ぜれば混ぜるほど色が明るくなり、白色に近づいていくため『加法混色』と言われています。
CMYは白い紙に色をのせていく
これらは混ぜれば混ぜるほど色が暗くなり、理論上は黒色に近づいていくため『減法混色』と言われています。
黒に近づくけど黒にならないのでCMYKのK「黒」をたしてくっきりさせます。
今日は、画像に絞ってお話しします。
 
写真といっても、現代はほとんどがデジタルカメラの撮影になり、30年前当たり前だったフィルムを感光させ、ネガを印画紙に焼き付けるなんて事は無いに等しいです。一部の若者やマニアの間で最近流行っているそうですが、そう長続きはしないでしょう。
今は、ネガフィルムをスキャンしてデジタル化するなんてサービスもありますがもはや、本末転倒としか言えないです。
やっぱり、フィルムからプリントするから味があって良いのではないでしょうかね。
ただ、手間はかかるし、業者に任せても気に入った色味や階調に上がらないなど大変な時間がかかってしまいます。
なので、良く言えばアートの世界です。
僕は、芸術家じゃないからアナログにこだわる理由は余り理解出来ないですが、商品に対するこだわりは必要だと思っています。
アートの世界と違うのは、お客様あっての物ですから満足するのは自分じゃなくお客様です。
 
デジタルの良さを感じてもらいましょう。
まず、凄いのは。何でもありになる。
こんな感じにしたいとか、こうなったらもっと良いのになぁ〜が出来ちゃいます。アナログでも勿論出来なくはないですがそれこそ職人さんの世界になります。技術が全て。
クリエイターとして大切なのは完成形を最初に描いていることです。
 
お客様のオーダーは、これ撮りたいです。(スラムダンクの一コマ)無茶言うな〜〜って感じですよね。
実際に現場に行くと台湾人が100人位います。江ノ電が来るたびに踏切の争奪戦。普通に車も踏切で止まるしね。
 
いざ撮影して見ると。
これいろいろ気になりますよね〜
誰もいない風景にしたい。
 
良く質問される言葉
どう撮れば良いのか分からない…と、
答えは、僕にもわかりません!
撮る人が分からないなら僕に分かるわけないです。
 
ちょっと冷たい言い方でしたが、 どんな感じにしたいかを下書きすれば自ずとどう撮れば良いか分かりますね。そこまで決まればそれにあった設定や編集方針が決まります。
 
見て感じたのと、撮影した画像が違うと思う人沢山いると思います。
なぜでしょうか?
 
人間は、思い込みや勘違いと自分の都合のいい様に解釈して判断させますが、機械はそのままを映し出しますから、自分が何の何処に感動したかをちゃんと機械に伝えないと画像として現れないです。
 
人それぞれ撮りたいイメージがあるはずだと思います。
見て感じたイメージを一旦イラストに描いてみると撮りたい構図に近づき撮影し易いです。
下書き見たいな物ですから、上手な必要は無いと思います。
それが決まったら設定や光の入れ方などのより良く撮れる方法を教えてる事ができます。
 
 
例えば、この花を見た時綺麗だなぁって思った瞬間に周りが見えなくなってしまいますが、このまま撮影したのでは、いらない部分が多過ぎです。
 
見たいところだけ撮影すればよいですね。
 
 
この様に自分の表現したい世界がものすごい勢いで広がります。
皆さんもカメラを持って楽しい写真の世界へ行ってらっしゃいませ。
 
なお、このつづきは弊社写真教室へ!